人と動物が、楽しく暮らせる世界を目指して
ーそうそう、実は『動物の対象と定義』って国ごとに異なるんですけど、ご存知ですか?
(はらだ)動物とは何か、という事ですよね。うーん…。説明するとなると…難しいですね…。うまく言葉にできないというか…。動物の対象と定義って決まっているんですね。どのように違うのですか?
ー中々表現するとなると難しいですよね(笑)
まず、日本だと「動物は命あるもの」としています。
対して動物福祉が進んでいるEUでは、動物は「感受性のある生命存在」であるとしているんですね。ほかにもフランスだと「動物は人間と同じく感覚ある存在」としています。
文化や法律の違いはあれど、この言葉だけでヨーロッパは一歩先にいることが分かります。
(はらだ)「動物は感受性のある生命存在」…。まさにその通りですね。
(ちばくん)確かに…。「動物とは?」と聞かれたら、確かに命あるものですが…感覚も心もありますものね。そこに対して何も記載がないのは、確かに少しもやっとしてしまいました。
ーそうなんです。
なので、海外に住んでいるアニマル・ドネーションのスタッフと協力して、今海外の動物福祉事情をリサーチしてサイト上に掲載しています。誰でも読むことが出来るので、ぜひ!
もちろん、日本のすべてがいけない、というわけではありません。
時代が変わって自分の暮らしをアップデートするように、色々な状況を知って、動物の福祉に対する認識も変わっていけたらと思います。
▲一緒に暮らしているワンちゃんと触れ合う山本さん
(はらだ)では最後に、動物の福祉を世界トップレベルにする、というのがアニマルドネーションさんの長期的な目標とのことですが、山本さん自身はどのような未来を目指していますか?
ーそうですね…。難しい事ではないんですが、やっぱり人も動物も本当の意味で楽しく暮らせる世界になったら、と思っています。
日本はいわゆる先進国ではありますが、来年オリンピックなどで動物福祉に対して先駆的な国の方々が来日した時に、「日本って実は…」となってしまわないように、アニマル・ドネーションもこの年を目処に色々な事を変えようとしてきました。
発展途上国と言われるところでも、動物が生き生きと暮らしている国もあります。
なので、お金があるとかないとか、発展しているとかいないとか、動物の福祉ってそういうところで決まるわけではないような気がします。やっぱり人の心。人の意識の部分が大切になってくるとんじゃないかと。
家族として迎える。そのための準備として、飼い主も知識を身に着ける。そして迎えた後は、終生飼育する、という事を忘れず一緒に暮らしていただきたいですね。
ちょっとカッコいい言葉になってしまいますが、「人と動物が共生できる社会の実現」を目指していきたいですね!
自分にできることは何か。
人の生活に、はるか昔から寄り添ってきた、今では居て当たり前の存在である、動物。
日々私たちを癒してくれたり、生活を助けてくれている動物にとって、この世界は住みよい場所なのか。今回のインタビューの中で「動物の福祉」という言葉を聞き、果たして自分は今までこのことを考えたことがあっただろうか、と思いました。
暮らしていると、自分のことにばかり目が行ってしまいますが、動物もまた心を持った存在です。同じ言語で返してくれるわけではないけれど、それでもしっかり心がつながっています。そんな彼らのために自分ができることはなにか。今動けば、どこかで辛い目に合っている子を救うことが出来るかもしれない。
こうして安心して支援できるように活動してくださっている方がいるのだから、私もほんの少しでも一歩を踏み出そう。そう思うことが出来ました。
(インタビュー:はらだ、ちばくん、文:ちばくん)
現在アニマル・ドネーションさんでは、コロナ禍の今年、不安な人間の側に寄り添ってくれた犬猫に感謝のキモチを送ろうという企画を2021年1月31日(日)まで開催しています。
ぜひご覧ください。
Chiba’s Selection Jewelry
オレフィーチェにも、ワンちゃん猫ちゃんをはじめ動物が好きなお客様はたくさんいらっしゃるかと思います。
仕事や用事でそばを離れる時、どんな時でも存在を感じられるように、大切な家族である彼らにまつわるジュエリーはいかがでしょう?
大切な存在を傷つけないストレスフリーな滑らかなデザインや、名前のイニシャル。その子にまつわるカラーなど。
お守りのように身に着けて、愛しい想いをいつもそばに。
PICKUP JEWELRY
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