『生命の誕生、祝福の瞬間を写真に』ニューボーンフォトグラファー 輝く人へインタビュー vol.1

日々を活き活きと生活し、様々な場で活躍する「輝く人にインタビュー」の連載がスタート。

“日常に寄り添うジュエリー”をコンセプトとしているオレフィーチェ。

 

働き方や生活スタイルが多様化していく今、“多様な日常”をより深く知りたい、新たに私たちができる事を探りたい。

そんな思いから新連載「輝く人にインタビュー」がスタートしました。

 

第一回目はお仕事で活躍している、ニューボーンフォトの専門写真家である飯田聡子さんにお話を伺いました。

 

 飯田 聡子(いいださとこ)

 フォトピア代表
1978年、東京生まれ。幼少期の7年半、ニューヨークで過ごす。外資系金融機関での勤務を経て、出産を機に写真家に転身。2010年にフォトピアを設立し、ニューボーンフォトの専門写真家として第一線で活躍。現在(2020年)までに約700人の新生児を撮影している。

フォトピアHP:https://www.newbornphoto.info/

インスタグラム:https://www.instagram.com/fotopia/


― 本日はよろしくお願いします。早速ですが、ニューボーンフォトについて教えてください。
 
生まれたての赤ちゃんが、胎内にいる時のように丸くなった独特な姿に、フォトグラファーの世界観やアートが加わった写真のことをニューボーンフォトと言います。アメリカが発祥の地と言われています。

 

― 日本では、まだ聞きなじみのない方も多いと思いますが、何がきっかけで出会ったんですか?

以前は海外の外資系で働いていて、海外の仕事仲間から出産報告のカードをもらったんですが、今思えばそれがニューボーンフォトでした。海外ではすでにニューボーンフォトが流行っていて、その時はそのカードを見て「可愛いな」という印象でした。出産を機に写真家になって、最初の頃は七五三などキッズの写真を撮っていました。そんな時、海外フォトグラファーのニューボーンフォトの写真を雑誌で見て、その神秘的な美しさに衝撃を受けました。それから新生児の扱いや、ポージングなどを学び、徐々に経験を積んでいって2013年からニューボーンフォト専門で撮影を行うようになりました。

 

― なるほど。雑誌で見かけた写真から、ニューボーンフォトの魅力にはまっていったんですね。

そうなんです。でも、ニューボーンフォトを始めた当初は、グーグルなどで調べても情報を得ることができず、情報収集はとても大変でした。「どうやって撮影をするんだろう?有名な写真家は誰なんだろう?小物はどこで買うんだろう?」と、はじめは分からないことだらけで。疑問に直面したらその都度調べていって、まるでなぞ解きをしているような感じでしたね。英語で何度も海外のフォトグラファーにも問い合わせしていました。

 

― では、どのように技術や安全面などを身につけていったのですか?

第一線で活躍しているオーストラリアのニューボーンフォトグラファーがやっているe-learningを見つけて参加しました。
新生児を扱うので安全への取り組みを何よりも大切に考えています。ニューボーンフォトの撮影は、出産してから2週間前後に行うことが多く、一か月検診の前に撮影します。出産してから床上げまでの1ヶ月はゆっくり休む風習があるくらい、新生児にとっても、産後のママにとっても一番敏感な時期です。生後間もない免疫力も低い新生児を、安全に安心してニューボーンフォトの撮影ができるよう、助産師さんや産婦人科医に勤める友人から話を聞いたり、海外のワークショップを受講したりして、安全面に取り組んできました。

 

― 助産師さんからも学ばれていたんですね。では、どんな時にニューボーンフォトの写真家で良かったと思いますか?

生まれたばっかりの限られた期間を写真に残せることは、すごく貴重な経験です。生命の誕生、祝福の瞬間に立ち会っているような幸福感に包まれます。

生まれたての赤ちゃんだった子が大きくなって、私が撮ったその子のニューボーンフォトの写真を喜んでいる姿を見た時、そのご家族にとっても、いい思い出として残せることができたんだなって嬉しく思いました。

 

― 確かに撮影された子にとっても、写真として残っているのは嬉しいですよね。

そうなんです。また、海外の人は家族の写真をお家にも仕事場にも沢山飾っていて、そういう文化がとても素敵だなと思います。日本ではそのような文化はないけど、写真は真実を写すだけじゃなくて、「アートとしての要素もあるんだよ。壁に飾っても素敵だよ」ということを、ニューボーンフォトを通して伝えていきたいですね。

 

― 現在は実際の撮影の他に、プロカメラマン向けのワークショップや勉強会などを開催して、幅広く活躍している飯田さん。どんな思いで始めたのですか?

ニューボーンフォトはこんなにも素晴らしいものだから、広げていきたいです。ニューボーンフォトを撮影したいと思っても、どこで習えばいいかわからないし、海外のフォトグラファーから学ぼうとしても英語の壁があります。私はすごく苦労して情報収集をしてきましたが、今までで得た知識を私から伝えることによって、ニューボーンフォト業界に少しでも貢献できたらなと思ったことがきっかけです。安全、安心、そしてアートへの思いをワークショップなどで伝えていき、ニューボーンフォトが全国に広がっていったらいいなと思います。

【次ページではジュエリーについて伺いました

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