『好き』を詰め込んだ空間
―すみません少し人生相談をしてしまいました…(笑)
話は変わりますが、こちらのお店に初めてきた時、すっごくステキな空間…!と思ったんです。居心地のいい空間と言うか…。特に壁一面の青いタイルがパッと目に入ってきますが、内装でこだわっているところなどはありますか?
お店を開くってなった時に、まず一番先に店名から考えたんです。
響きとか意味とか…いろんな言葉を調べて、スウェーデン語で『空』という意味の『HIMLEN(ヒムレン)』にしたんです。
カフェに行く時って、ちょっと気分転換したかったりとか、仕事する時もありますけど、リフレッシュする場所って思っていたので、心が晴れやかになるような場所。そんな場所になってほしいなって。
そして名前を『空』にしたので、そこからブルー系をアクセントに使いたいな~と。
内装は全部こだわりましたが、特にこの青いタイルは一目ぼれしたんです。元々青の物を使おうと思った時に、一面はタイルの壁にしようと決めていたんですが、探しているうちにこのタイルに出会って。
ただ、開店する前にお店に来てくれた友達に「空っていうか海じゃない?」って言われて(笑)
―見えなくも…ない…ですね(笑)
でも、青がグラデーションになっているので、『真夏の真っ青な空』とか『冬の澄み切った青空』みたいに『その日の空』が詰まっているようにも見えますね。結構休日にお邪魔しているんですが、客席のソファー席に座って、正面にこの青いタイルが見えると建物の中ですが解放感を感じられるというか…まさに青空の下でお茶している感じになって素敵ですよね!
そうですよね!ありがとうございます(笑)
あとは、スウェーデン語の名前をつけたので、元々好きだった北欧チックな家具やインテリアで揃えました。
選びながら、頭で描いていたものがどんどん形になっていくので、本当に楽しかったです。
▲私ちばくんもお気に入りの青いタイル。このグラデーションにいつもうっとりしてしまいます。
―そういえば、カフェって様々な種類のお店があるかと思うのですが、どうして【パンケーキ】にしたんですか?
自分が好きなカフェをイメージした時に、食べ物もがっつりあるし飲み物も割とバリエーションがあるカフェが私は好きだったから、そういうカフェを作りたいなって。
それで模索した結果、パンケーキを選んだんです。
パンケーキって見た目重視のものも多い気がしていて・・・。
あれはあれで良いんですが、出てきた時がピークというよりも食べているときをピークにしたいので、シンプルでおいしい自分好みのパンケーキをご用意しています。
▲私のお気に入りの「生ハムとアボカドのオランデーズソースパンケーキ」(¥1,200+税)。書きながら食べたくなってきてしまいました…!ちなみに飲み物はこれまたお気に入りの「自家製ジンジャーティー」(¥445+税)です。※金額は2021年1月時点の金額です。
ーいつもメニューの写真を見るたびに、本当においしそうなパンケーキが並んでいて、いつも選ぶのを迷ってしまいます(笑)
私は結構食べる方なので、朝昼ごはんとして食べにくることが多いのですが…結構量多めですよね?
そうなんです…(笑)
私自身もいっぱい食べるので、がっつり食べたいんですよね。
なので、おやつにもなるけれど、食事としても満足いただける量で今ご用意しています。
ーやっぱり!他のパンケーキ屋さんでは少し物足りなかったのですが、お腹いっぱい大満足で帰ることが多いのでそうかなと思ってました。
ちなみに、メニューを作る上でのこだわりってありますか?
どのお店さんもそうだと思うのですが、自分がおいしいって思うもの以外は出したくないんです。これくらいでいいや、というのは嫌なので、素材一つに至ってもこだわり抜いています。
なので、一個一個の素材にこだわって、できるだけ作れるものは自家製で。シロップとか。できる限り手作りしています。
全部こだわっているので、おすすめのメニューとなると難しいんですが…やっぱりパンケーキはぜひ食べていただきたいですね!あとは私の大好きなソフトクリーム。こちらもおすすめです♪
▲おすすめのソフトクリーム(¥426+税)。味がこってり濃厚で、でもさらっと食べられる牛乳本来の甘さ・おいしさがあふれていました!
ーカフェを運営されている中で、大変だったことや苦労されたことなどはありますか?
そうですね…大変なこと…。単純に体力的にはしんどいっていうのはありましたね。
元々体力に自信があったんですけど、デスクワークとは違って全身運動じゃないですか。立ち仕事の脚になっていないのに今まで使ってこなかった筋肉とかも使うようになったので、毎晩脚が攣ってましたね。『こんな痛い事ある?!』って。
あとは、常に自分の出している料理が一定のクオリティで、しっかりとイメージしたものが出せているかすごく心配しています。
焼き加減とか焼き上がりとか…ちゃんと一定にできるように毎日試行錯誤していますね。
でも…それくらいかも…しれないです…(笑)
―今年(インタビュー時2020年9月)はコロナウィルスによる影響とかもありましたか?
緊急事態宣言が出ている間は、店内で食べる方がやっぱり減りましたね。
ただ、地元のお客様が多いので、誰も来ないっていうわけではなかったんです。気分転換で立ち寄っていただいて、テイクアウトされる方も多かったですね。
なので、繁華街に出していたらもっと大変だったなって。
ー確かに、繁華街だと遊びに来る方が多いですものね…。ちなみに、この場所(大井町)を選んだ理由って何だったんですか?
元々品川区界隈で探していたんですが、通勤時間やその他の希望の条件がピタッとあったのがこちらの物件だったんです。こだわりたかったポイントとかもマッチしていたので、『ここだ!』ってピンときてました。
それに、大井町ってずっと昔から住んでいらっしゃる方が多くて、すごく人が温かいなって感じたんです。
それもあって、ここに決めて本当に良かったなって感じています。
―色々なタイミングが重なって…そして条件にも合致する物件だったなんて、なんだかすごく縁を感じますね。ピタっと来た!という感覚はすごく大切ですよね。
ーでは、内海さんの、そしてカフェHIMLENのこれからの夢や目標は何ですか?
やっぱり長くこのお店を続けていきたいですね。
この先20~30年続けていくことをイメージして作ったお店なので、地元で愛されるお店になっていきたいです。
あと、今来てくださっている小さいお子さんが、大きくなっても来てくれるような地元に根付いたお店にしていきたいと思っています。
まだ1年目ですが、ありがたいことに常連さんも多く、中には週1~2で来てくれている方もいらっしゃるので、本当にすごくうれしいです。
なので、これからも飽きられないメニュー作りをしていきたいなと思います。
▲店内には内海さんのおすすめの商品を販売中。手書きのPOPにも温かさを感じますね。
今日、大井町に用事があったので、HIMLENさんに行ってきました❗悪天候で気分が鬱々としていたのですが、美味しいパンケーキと素敵な空間ですっかり癒されました。
オレフィーチェさんのスタッフさんとも繋がれた感じがしてうれしいです。気になるジュエリーがあるので、また見に行きたいです。
じゅん様
コメントありがとうございます!
HIMLENさんとても素敵ですよね!わたくしも行く度に癒されているので、立ち寄ってくださってとても嬉しいです*^^*
また、気になるジュエリーがあるとのこと!じゅん様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております^^
ぜひまたご来店下さいませ♪
ちばくん(Chiba)