ジュエリーはとっておきの記念日の品、頑張った自分へのご褒美の形として、特別な想い込めるものである一方で、なにげない毎日を共に過ごし、ふとした瞬間に元気をくれるものでもあります。
特別な想いも、特別でない想いも込められるジュエリー。
ジュエリーは、適切に扱うことで人の一生よりも長く輝きを保ち、私達の生活に彩りを添えるものになります。
あなたの想いが詰まった大切なジュエリーだからこそ、これからの月日も一緒に過ごせるように、少しだけお手元のジュエリーの状態を気にする習慣をつけてあげてください。
チェックポイント①引き輪
その引き輪、まっすぐ動いて、まっすぐ戻りますか?
引き輪はプレートと合わせて、ネックレスやブレスレットを身に留めておくための生命線。
うまくかみ合っていないと、いつの間にか落としてしまうなんてことにもなりかねません。
18金は扱いやすい素材ですが、実はデリケートな素材です。
爪で力を加えて変形させることはもちろん、ぐっと引っ張って負荷を掛けることも簡単です。
引き輪の動く道が歪むと、その歪みに沿って引き輪が動きますので、上手くかみ合わなくなってしまうこともしばしば。
また、引き輪の中にはバネが仕込まれており、その元に戻る力を利用して引き輪が閉じます。
バネの部分に問題があると、まっすぐ戻らないこともあります。
一度も確認したことが無いものが手元にあれば、ぜひ今確認してみましょう。
その引き輪は、まっすぐ動いて、まっすぐ戻りますか?
チェックポイント②長さ
最初の長さを覚えていますか?
金やプラチナは高純度であればあるほど、柔らかい金属です。
品位が高い素材であると同時に、身に着ける貴金属としての強度を持ち合わせた18金やPt950~800でも、デリケートな素材には違いありません。
しかし、柔らかい素材であることは決してデメリットではなくて、柔軟性のある素材であることはメリットの一つです。
使用する上でどうしても発生してしまう多少の負荷が掛かっても、形を柔軟に変化させられるメリットがあるので、宝石を留めておくことができますし、品位が高ければ高いほど変化も起こりづらい素材なので、長い年月で使用することに向いています。
しかし、対応できる変化にも限度はあります。
購入時よりも全長が5mm以上長くなっている場合は注意が必要です。
伸びるという事は、それだけ負荷が掛かっているという事。
ジュエリーを着用する際に、意識せず力を加えて引っ張ってしまっているのかもしれません。
意識をするだけで扱い方は少し変えられるので、まずはお手元のジュエリーを確認してみましょう。
最初の長さを覚えていますか?
※オレフィーチェでは、商品ごとに通常仕様の長さが異なります。また、カスタマイズにより、お客様のご希望の長さで製作が可能なため、お手元品の初期の全長は付属の品質保証書(ギャランティーカード)をご参照ください。
※全長はパーツの端からパーツの端を計測します。
※物差しと定規では数値に差が出る場合がございますので、ご注意ください。