ピンクゴールドは変色する!?
「ピンクゴールドは変色するから注意が必要って聞きました。本当ですか?」
変色を語る前に、前提が2パターンあります。
1つ目は、キズの”見え方の変化”による変色。
2つ目は、金属の化学的変化による変色です。
キズの”見え方の変化”による変色
“ピンクゴールド”の特徴として、ミルのような細かなデザインでは影が入り暗く見える特徴があります。
また、ツルツルの鏡面仕様の状態に比べて、キズがついた状態では光の反射の仕方が変わりピンクの色が濃く見える特徴があります。
上の画像は「ミーレ」リングという同じ商品、同じピンクゴールドのリングですが
ヘアライン、ホーニングといったキズを着けて風合いを出す加工を施したリングと
ツルツルに磨かれた鏡面加工では、印象が随分と異なります。
キズの入り方によって光の反射の仕方が変わりますので、
並べて見比べてみると、まるで”変色したかのような変化”が見られます。
永く使用した携帯電話に一つもキズがついていないという方はいないでしょう。
もちろん、カバーケースを着けていれば話は別ですが、ジュエリーを着用するときはカバーケースは着けられませんよね。
使用するごとに、少しずつキズがついて一層愛着が湧く。
そんな変化の楽しみ方もあるでしょう。
キズが入って変化してしまった場合でも、表面を削る磨き直し修理をすることで、新品同様の輝きに戻るのでご安心ください。
金属の化学的変化による変色
「ジュエリーを着けたまま温泉に入っても大丈夫ですか?」
このようなご質問をいただくことがございます。私たちは、「控えていただくのがおすすめです」とお応えしております。
ピンクゴールドに限らず、割金で強度を補っているジュエリーには銀や銅が含まれています。
これらの金属は温泉の成分と反応して酸化等の変色を起こすこともあり、温泉の入浴時にはご注意が必要です。
温泉成分が含まれた入浴剤でも同様のことがいえますので、お風呂に入浴する際も念のため外して入浴するのが無難です。
場合によっては、汗(酸性)でも反応して変色を起こすことがあるようです。
使った後や水にぬれた後は、柔らかい布で水気をふき取ってあげると綺麗な状態が長続きしますので習慣にしてしまうと良いかもしれません。
万が一、変色をしてしまった場合でも、表面を磨き落とす磨き直しをすることで、元の輝きに戻るのでご安心ください。
※コーティングで表面をピンクゴールドにしている他社商品の場合には、コーディングが剥がれて本体の色が現れることによる、色の見え方の変化、または本体の変色のため、磨き直しをしても元に戻らないことがあります。
新品時同様への色の戻し方につきましては、それぞれの販売元にご確認ください。
一緒に時間を過ごしてきたジュエリーの変化は、人によって千差万別です。
友人とお揃いで購入した同じジュエリーでも、自分仕様に変化しているはず。
キズを作ってしまった思い出なども一緒に歩んでいけるから、ジュエリーは楽しいですし面白いと思いませんか?