驚きのカット技術と石へのこだわり~ドイツHC-Arnordy工房に潜入~

※アイテムの価格は記事公開日時点のものとなっております。

一度手にしてしまったらもう戻れない。従来のカラーストーンのイメージを変える、ドイツカットとは?宝石の新たな魅力の世界に誘います。

カラーストーンは色を楽しむもの。

そんな従来のイメージを変えたのが、

極上の輝きと色彩を放つ

ドイツカットルース。

宝石の新たな魅力の世界に誘います。


 極上の秘密は、最上級のカット技術

左:一般のカットルース

右:ドイツカットルース

まだ輝きを知らない原石に、輝き方を教えてあげるのが宝石のカット。

大地から生まれたありのままの姿の原石を、綺麗に形をカットして整えることで、内側から溢れるような輝きを放ちます。

彩りを楽しむイメージもあるカラーストーンですが、最上級のカットを施したカラーストーンは、ダイヤモンドにも負けない輝きを楽しめる宝石。

しかし、原石をただカットすれば、全てが美しいカラーストーンの宝石となる訳ではありません。

原石の素質を見抜き、どんな風にお化粧を施してあげるかがとても重要となります。

カラーストーンの新しい魅力を沢山の方にお届けするべく、オレフィーチェが扉を叩いたのは、ドイツ・イーダーオーバーシュタインのとある宝石カットの研磨工房でした。


100年の歴史を持つ、HC ARNOLDI工房


長年オレフィーチェの石の仕入れを担当しているバイヤーが「ここと取引をしたい」と強く願ったのが、HC ARNOLDI工房。

一族で経営を行い、100年の歴史を持つ老舗の研磨工房が、ずっと変わらずに大切にしている信念は「母なる大地の美を引き出し、表現する」事。原石を研磨するという大自然が不可能なことを、人の手で行い、そしてジュエリーとしてお客様のもとへお届けすることを使命としているスペシャリスト達。

ゆるぎない知識と経験を持つHC ARNOLDI工房のドイツカットによって輝きの命を吹き込まれた宝石は、通常のルースでは物足りなくなってしまうほどの、最高の色彩と輝きを持つ極上のルースとして生を受けるのです。

▼HC ARNOLDI工房へのインタビューはこちらから

極上の色彩と輝き~ワンランク上のPremium colorstone~


宝石に聞く、あなたの一番の輝き方

天然の原石は、形も個性(傷や内包物)も1つ1つ異なります。

どのようにカットすれば最も素晴らしいプロポーションになるのか、宝石の声に耳を傾ける必要があります。

カットの形を決める作業は、様々な工程の中でも最も重要なこと。考えうる全ての可能性やパターンを検討するための豊富な知識のほか、個々の感性や才能も必要になります。

このカットを決める者は選ばれた熟練の職人のみが担当できる匠の仕事で、HC ARNOLDI工房では、現社長が自ら担っています。

HC ARNOLDI工房だけのカットレシピ

ダイヤモンドのような輝きを放つ、ドイツカットルース。

その秘密は、カットした時に『光の反射率』が高くなる事を重視していること。

カットの種類や組み合わせはたくさんありますが、それぞれ反射率が異なっています。100年間の過去のデータから計算し、HC ARNOLDI工房が導き出したカットのレシピ。

この独自のレシピ(数値)に沿って、理想的な反射のカットを施していきます。

最高のカットには、最高の原石を。

上:インド産

下:モザンビーク産(ドイツカット)

ドイツカットルースで使う原石は、HC ARNOLDI工房が世界中から厳選して集めた質の良い石を使用しています。オレフィーチェの通常のカラーストーンよりもさらに品質にこだわったスペシャルなルースは、色の濃さだけでなく、透明感が高く傷が少ないものを選びました。

一般的な石は、色の薄さをカバーするためのカットを施します。しかし本来、宝石にとっての理想のカットとは、細かい部分まで全て数値が計算されています。

そのため、小細工をしたカットは色は濃く見える代わりに、光が漏れてしまいます。しかしカラーストーンは色味を優先されることが多いので、このように輝きを犠牲にしているルースが多いのです。

左:理想的な反射のカット(ドイツカットルース)

右:色の薄さを補うカット

●理想的な反射のカット(ドイツカットルース)

理想的なカットが施された石は、外から入った光が、底面で全反射して宝石の輝きとしてスムーズに跳ね返ってきます。
光は煌めきとして目に入ってくる一方で、光で石の色が明るく見えるため、色が薄い石では色味があまり感じられなくなります。つまり石の品質が良くないと、まず出来ません。

均一なカットは上から見て透ける部分がなく、原石の魅力を最上級に磨き上げた、美しい宝石に仕上がります。

●色の薄さを補うカット

ガードルを分厚くしたり、底部を膨らませることで色の薄さを補うことが出来ます。

このようなカットの場合、外から入ってきた光が、また外に出ていくための道に迷ってしまい、上手く反射ができず、光が下に抜けてしまいます。

上から見た時に裏側やガードルが透けて見えてしまいます。磨かれていないガードルが見えることで、石が濁って見えることも・・・。

 寸分のずれも許さない、熟練の技術がなせる技

カラーストーンはダイヤと比べて柔らかい石。

宝石で1番硬いと評されるダイヤの場合、面の角をスパッとカットすることが出来ますが、柔らかいカラーストーンは、角を綺麗にカットすることが難しく、ぼやけた印象になってしまう事があります。

しかし、HC ARNOLDI工房が持つその高い技術によってカットされた今回使用しているドイツカットルースは、角が一直線に揃っていることも、ダイヤにも引けを取らない輝きを放つ理由の1つです。

カットの匠が生み出した、誇り高きドイツカットルース

荒削りした原石は、表面を研磨すると、ついに宝石として煌めきだします。

HC ARNOLDI工房では、より美しいカット・品質を求めて、20石のカットのオーダーに対し、実際には100石のカットを行うこともあるそうです。

仕上がってきたルースをチェックする際に、少しでも基準を満たしていなかった場合は、そのルースは使いません。

手をぬくこと、安く仕上げることは簡単です。本物の輝きを追求することは途方もない時間がかかります。

こうして出来上がったなドイツカットルースは、まさに能力と長年の経験を持った職人のプライドの結晶。

「このルースを手に入れてしまったら、オレフィーチェの他のカラーストーンじゃ物足りなくなってしまう…」長年オレフィーチェのバイヤーを務めているスタッフが、そうこぼしてしまうほどの極上の色彩と輝きを放ちます。

プレミアムの証。GermanyCutマーク

HC ARNOLDI工房から仕入れたドイツカットルースを使用しているワンランク上のカラーストーンジュエリーには全て、アイコンに青いGermanyCutマークが付いています。

本店サイト内に潜むGermanyCutマークをぜひ探してみて下さい。

【ドイツカットコレクションはこちらから】

※アイテムの価格は記事公開日時点のものとなっております。

  1. こんにちは、誕生石がアクアマリンなのですが、ダイヤが好きでダイヤばかりだったのですが、こちらのドイツカットのカラーを見て心奪われました(笑)。そこで質問なのですが、このシリーズでは、地金がピンクゴールドありませんけれど、何か理由があるのでしょうか?教えて頂けると有りがたいです。

    1. ちん様
      お返事お待たせいたしました。
      いつもコメントありがとうございます!
      アクアマリン、ということはあと少しでお誕生日ですね!?*^^

      当店のアクアマリンジュエリーは、
      ピンクゴールドの地金はあまりご用意しておりません。
      理由としては、アクアマリンはルビーやサファイアなど、
      他のカラーストーンに比べると色の薄い(透明感が高い)宝石のため、
      地金の色が石に透けてしまいやすいからです。
      よりアクアマリン自体もお楽しみいただけるよう、
      ホワイト系やイエローなどの相性の良い地金でご用意しております。
      ※デザインにより一部ピンクゴールドの取り扱いもございます。

      (ちなみにドイツカットシリーズのピンクの宝石「モルガナイト」も
      ピンクゴールドを扱っていないのも同じ理由です♪)

      今回のドイツカットルースは、
      わたくしも初めて見た時に驚いた程、ブルーが濃いルースでございますが、
      ドイツカットだからこその発色と透明感をお楽しみいただける
      地金でご用意させていただいた次第でございます♪

      “ダイヤモンド”のように輝くドイツカットルース、
      スタッフながら本当に美しい宝石なので、
      ダイヤ好きのちん様にもぜひ一度ご覧いただきたいです・・!><笑

      おすず(suzuki)

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