第3章:
行動力の原点、そしてこれからのこと
― 江國さんは3歳からバレエを始めて、劇団四季、ニューヨークなど、やりたいことを全部やられてきた印象を受けますが、その「行動力」はいつ頃から備わったのですか?
小さな頃から自分の道は自分で決めないと気が済まない性格なのですが、「行動することが一番大事!」と考えるようになったのは「劇団四季に行く」と決めた頃です。
ただ、学生の頃、所属している部に廃部の危機があって、このままだとつぶれると思って、自分から行動していました。今思えば、そういう「このままじゃいけない」という局面が人生の中であったような気がします。
― その時ってどうやって動いたんですか?廃部ってことは人数が足りないということですよね?
そうです。人数が激減したため、メンバーの心のケアが大変でした。このメンバーでどうにかしよう、と思って、中学と高校でバラバラでやっていたのを一つにまとめ、全員で大会に出たんですよ。
― 部活のリーダーだったんですか?
そうなんです。劇団四季時代も同期の中でリーダーは二人選ばれるんですけど、そのうちの一人でした。自分からリーダーをやりたいというタイプではないんですが、やらないといけない状況に置かれてきたんですよね。
リーダーとして頑張れたのは、良いプレッシャーがあったからです。元々ストイックだったというのもありますね。
― 今はゼロトレのトレーナーとなって、どうですか?
これまでは”自分のため”に舞台に出て、結果的にお客様のためになってる、というような感じだったんですが、ゼロトレのトレーナーになって、「自分のため」ではなく、目の前にいるお客様の体をどうにか変えてあげたい、という考えになりました。
劇団の時は舞台とお客様の距離が遠かったんですが、今は目の前にお客様がいて、すぐに反応が見れるので、それが幸せで、自分の活力になっています。
― とても素敵ですね。「自分のため」から「誰かのため」に生き方が変化したのですね。
劇団時代は自分よがりだったなと思いますけど、今は目の前にいる人を輝かせたい!という考えるようになりました。オレフィーチェさんのジュエリーで人を輝かせたいというのと同じですよね。
私の一言でお客様の体を変えられたり、レッスンで自信を持ってもらったりして、その結果、お客様がパッと笑顔になる瞬間がとても嬉しいんです。
そこにすごくやりがいを感じています。
― 今、こういった情勢ですが、江國さんにコロナウイルスの影響は何かありましたか?
今までは体験会やイベント、資格講座を都内や地方に出向き対面で行なっていましたが、現在は全てオンラインに切り替えていく流れになっています。
パーソナルレッスンのみ対面で行なっています。
― ヨガやゼロトレのイベントやレッスンは人が集まるので、どうしても密になってしまいますもんね・・・
通常の対面レッスンではお客様に触れながら指導できますが、オンラインレッスンでは全て言葉で伝えないといけないのでそれが難しいですね。伝えることって難しいですよね。でもオンラインにしたおかげで、多くの人に出会えたので、とてもよかったです。
― わかります。コロナウィルスの影響で、オレフィーチェもオンライン上のテレビ電話接客サービスや、インスタライブなどを開始しましたが、 普段お会いできない方々とも、コミュニケーションを取れるのがとても嬉しいですよね!
今はヨガの資格講座をオンラインで行なっているのですが、日本はもちろん全世界から受講されているので、色々な方のお話を聞くことが出来てとても楽しいですね。
ニューヨーク、ハワイ、ドイツに在住の方も受講されています。
― 展望というか、今後の目標とかありますか?
実は目標とかあんまりなくて。以前は目標をもって突き進むタイプだったんですけどね(笑)
最近は目の前にある事をとにかく一生懸命やろう、そうしたら結果がついてくるな、と考えるようになりました。今の仕事が好きで、やりがいがあって、ここから来年想像がつかないところにいくんだろうなっていう風に思います。
できる事を精一杯最後までやり切りたい、そうしているといい未来になっていくはずだと感じます。