この夏限定【7石だけ】の極上の宝石をブログ先行公開!今回のためだけに厳選買い付けした”果実のようにジューシー”なオレフィーチェ初の宝石とは?
今、商品を考える上でもコロナの影響を受けてます。オレフィーチェの宝石バイヤーが海外に飛べない件です。
オレフィーチェでは、素材の買い付け~製作~販売までの全てを自社グループ内で行っています。しかし、この状況ではさすがに海外への宝石買い付けは難しく、今年の12周年限定のジュエリーは宝石選びに難航しました・・。
しかし、心が疲れてきている今こそ、宝石の輝きに癒されたい!
そこで今年はオレフィーチェのカラーストーンの仕入れ先、ドイツで100年の歴史を持つ宝石の研磨(カット)工房アーノルディ工房に連絡しました。アーノルディー工房は、ジュエリーへの熱い情熱を持つわたしたちオレフィーチェが信頼している宝石のスペシャリスト達。2年前には実際にドイツに向かいましたが、今年はドイツに飛ぶのは難しそうなので、オンラインでのやり取りです。
▼アーノルディ―工房のついてはコチラ
驚きのカット技術と石へのこだわり~ドイツHC-Arnordy工房に潜入~
オーバル、ペアシェイプ、ブリリアントカット・・小粒なもの、大粒のもの・・・研磨(カット)工房であるアーノルディー工房では、大小様々なカットの宝石を所有しています。宝石の展示会のように、次の日も次の日も工房の宝石リストひたすら見続ける日々。ある日、目に止まったのは、大粒の《クッションカット》。
クッションカットとは、ふんわり角の無い四角形のカット。シャープな印象の四角のプリンセスカットに対して、枕のような柔らかな雰囲気のクッションカットは、その意味の通りピローカットとも呼ばれています。 16世紀半ばに考案されたクッションカットは、どこかアンティークのような雰囲気も漂うカットです。
思えば、オレフィーチェ12年の歴史の中で一度も取り扱ったことのないカットの宝石でした。
角をとったクッションカットは、心をリラックスさせてくれそうな穏やかな雰囲気。
カット面が大きいカット特有の、透き通る水の雫が宝石に生まれ変わったようなみずみずしさ、そして内側から溢れる輝き。まさに今年の夏にもぴったりな宝石との出会いでした。何より、ジュエリー好きなら誰もが一度は憧れる、ごろっとした5~7mmの大粒のサイズ感!
また、カット面が少ない=反射による光で粗を飛ばせないので、そもそも質の悪い石では出来ないカットとも言えます。
「サイズはもっと大きいもの。指に載せた時に」
「クラック(ひび、亀裂)は小さなものでもNG」
「普段扱っていないカラーバリエーションがもっと欲しい」
「形はこっちで、発色はこれで・・」
「原産地は?」
「価格はもっと抑えて、でも品質は絶対に下げたくないんです」
雪が降っていた冬からドイツとの連絡を続け、厳選して、厳選して残ったのはたった7石・・(少なくなってしまってすみませんTT)季節も夏になりました。
厳し(すぎる)い関門を抜けたビビット~パステルまでカラフルな7石の宝石たち。背の順で小さい順でお見せします。
※写真が6石な理由は後ほど。
※写真は全ておすずの携帯カメラで撮影したものです。自然な色味を感じていただけるよう、色の加工はしておりません。
エントリーNO.1 ロイヤルパープルガーネット
1月の誕生石ガーネット。ガーネットは多種多数の鉱物を含むグループとしての名前なので、実は多くの色をもつ宝石です。オレフィーチェでもグリーン、オレンジ、レッドブラウンなど様々なカラーのご用意がありますが、今回選んだのは輝きの奥にピンクを感じる、深いパープルカラーの1石。熟れたぶどうのような色合いからグレープガーネットとも呼ばれます。
一般的にガーネット自体は流通の多い宝石ですが、パープルガーネットは、モザンピークにある2つの鉱山で採掘される宝石で、機械での大規模な採掘は行われていなく、どちらの鉱山も産出が安定していないため、パープルカラーは珍しいカラーなんです。
オレフィーチェの熟練の宝石バイヤーがよく言うのが『カラーストーンはクラック(割れや亀裂)・キズの有無以上に、ぱっと見た時のカラーの第一印象が重要。』
この力強く妖艶さただよう色合いから、凛とした強い意思を感じました。
買い付けをした後、正直不安な気持ちが少しありました。なぜかというと、今迄ここまで発色の良いパープルカラーの宝石はオレフィーチェでは扱ったことがなく、挑戦カラーだったからです。
しかし、さすが第一印象が特別に良かった石。買い付けた宝石をジュエリー好きのスタッフ達に見せた所『7石で一番好き』と答えるスタッフも多い結果に!
発色自体は鮮やかですが、パープルは寒色系と同じ後退色(後ろに下がって見える色)という特徴があり、落ち着いた印象を与えたい時にぴったりなカラー。品の良い大人のエレガントさをプラスしてくれるロイヤルパープルガーネットは、綺麗めコーデはもちろん、Tシャツにスキニーなどに合わせるのもおすすめです。
コーディネートに取り入れやすいように、今回の7石の中で最も小粒な5×5mサイズをチョイスしました。
エントリーNO.2 タンザナイト
カラーストーンの中でも根強い人気の宝石の1つ、タンザナイト。12月の誕生石です。
原石の色が薄い宝石は、少しでも色を濃く見せるために厚めにカットを施すことがあり、結果的に輝きが損なわれてしまうことがあります。今回ご用意した宝石たちは質・カット共に抜群に優れているので、オレフィーチェのタンザナイトの中でもとびきり濃い発色で輝く宝石の1石です。
中でも、青み加減の強い青紫を選びました。タンザナイトはもともと青〜青紫色の石ではありますが、青みの強いものはどこか凛とした雰囲気があり、特に大人の女性にぴったりの色合いです。
撮影日は雨の曇り空でしたが、美しい・・。思わず息をのんでしまいました。
青の単色ではなく、青にも紫に見えるタンザナイトは『夕焼けから夜の星空に変わるような色』とよく表現することがあるのですが、今回のクッションカットのタンザナイトはキラキラ、以上に、ウルウル。
夜の星空というよりも、夜の“湖面”に天高くの星が映り、チラチラと細かく揺らめいているような繊細さを感じるロマンティックな1石です。
販売中のドイツカットシリーズのタンザナイト(ラウンドまたはオーバル)に比べると、ふんわりとした印象のクッションカットは、凛としたブルー系のカラーでも、どこか優しい雰囲気でお使いいただけます。
エントリーNO.3 モルガナイト
ひとえにピンク、と言っても透明な宝石がうっすら頬を染めたような、ほのかな血色ピンクの宝石モルガナイト。
現在販売中のモルガナイトジュエリーは6×8mmの縦長オーバルのみ。『もう少し小さいものが欲しい』というお声が多かったので、少しカジュアルにお使いいただける6×6mmサイズで今回はご用意いたしました。
今回のモルガナイトは、ピンク色の濃さ<透明度を重視して選びました。発色は販売中のモルガナイトジュエリーの方が濃いです。限定の7石の中でも、ビビットカラーの宝石たち(ロイヤルパープルガーネット、タンザナイトのなど)は色の濃さを重視しましたが、元々ニュアンスカラーのモルガナイトは、色の濃さよりもとにかく透き通るみずみずしい1石を選びました。驚くほどの肌馴染みの良さとうるっうるの強い煌めきを感じていただけるはず。
水辺に桜の花が舞い降りたように儚げな今回のモルガナイトは、カラーストーン初心者の方でも、とても身に着けやすい1石です。
モルガナイトは、オレフィーチェの通常のイエローゴールドでフレームをお作りすると、地金の色が宝石に透けてしまいます。モルガナイトの美しさを最大限に引き出せるよう配合した、専用の〈特殊〉イエローゴールドでご用意いたします。
エントリーNO.4 アメシスト
ブログ冒頭の集合写真が6石だった理由のアメシスト。こちらのブログ撮影のタイミングでは別の場所に居ました。
※写真はドイツアーノルディー工房での写真のため【販売は1石のみ】となります。
2月の誕生石であるアメシスト。中でもスミレのようなラベンダーのような、フレッシュなライトカラーを選びました。単純に濃い色(深いパープル)というよりは、上品なライトパープルのまま、発色が良い神秘的な1石です。
上品なお花のようにしとやかで高級感のある色合いのアメシストですが、今回の7石の中でも、ちょっとお手頃な価格もポイントです。
また、販売中のドイツカットシリーズでアメシストの取り扱いはなく、特に今回の6.3×6.3mmの大ぶりサイズのアメシストは、今の時点では今後の取り扱い予定もありません。うるうるに輝く極上の1石、アメシストファンの方はお買い逃しなく!
※価格は【7/16(金)】商品ページよりご確認いただけます。
エントリーNO.5 クリソベリル
春と若さ、そして純粋さを象徴する宝石クリソベリル。実は、希少性の高さが世界NO.1で有名なアレキサンドライトと同じ鉱物なんです。(アレキサンドライトは光によって色が変わる宝石)
特にオレフィーチェでは取り扱いのないフレッシュな大人のイエロー。シトリンとも異なる赤みの少ない美しいレモンカラーは、一目見た瞬間から、絶対に買い付けしようと思いました。
イエローがこんなに綺麗な色だとは知りませんでした。
クリソベリルにはアレキサンドライトのような変色効果はありませんが、明るい場所で見るとパッションなイエロー、暗い場所で見ると、輝きの奥にどこかうっすらグリーンを感じます。
個人的にイエローは難しい色のイメージがありましたが、フレッシュなクリソベリルのレモンイエローは、カジュアルにもフォーマルにも、どんなコーディネートにも合わせやすそうです。何より、毎日に元気が貰そうなパッションな色合いを、ぜひ宝石好きのお客様にお届けしたく買い付けました。
エントリーNO.6 アクアマリン
大人気のカラーストーン、アクアマリン。3月の誕生石です。
色が濃い方が価値が高いアクアマリンですが、色が濃くても灰色が混じった、よどんだ色は良い品質のアクアマリンではありません。今回は、青、ではなく濁りが一切ない〈濃い水色〉の1石を選びました。
息を飲む美しさとはまさにこの事。石の奥までのぞき込めるほど透明度の高いクッションカットと、透き通る海のような宝石のアクアマリンの相性はとても良く、吸い込まれそうなほどピュアな1石です。最高峰の研磨技術を誇るドイツアーノルディ―工房でのカットならではの、感動の輝き。太陽の光を浴びて、おだやかに海の湖面が光り輝くような極上の煌めきをお楽しみください。
この主役アクアマリンをより美しく見せるなら、地金のカラーが映りこまないプラチナでの製作もおすすめです。
エントリーNO.7 ライトグリーンベリル
ベリルとは、色によって名前が変わる宝石で、緑の濃いものはエメラルド、水色が濃いものはアクアマリン、ピンクはモルガナイトと呼ばれます。中でも今回選んだのはミントグリーン寄りなブルー。何色とも表現しがたいニュアンスカラーが神秘的な1石です。
左アクアマリン、右ベリル
エントリーNO.5のアクアマリンと比較して見ると、ほんのりグリーン。ライトグリーンベリルのようなニュアンスカラーは同じ色合いを安定して仕入れることが難しそうなので、定番品としての通常ラインナップにはなかなか難しそうな石です。今回は完全1点ものずつの限定ということで、数ある宝石の中からライトグリーンベリルを選びました。
クリアカラーはコーディネートにも合わせやすいので、アクアマリンやライトグリーンベリルは、指から零れ落ちそうなとびきり大粒サイズでご用意しました。中でもライトグリーンベリルは、今回で最も大粒のごろっと7.1×7.1mmサイズ。
スタッフの中でも好みが割れていて、おすずはアクアマリン派、さいとうはライトグリーンベリル。ブルーの発色を楽しみたい方はアクアマリン、より儚さや透明感を求めている方はライトグリーンベリル。よりお好みの1石をお選びいただけます。
ライトグリーンベリルもモルガナイト同様、オレフィーチェの通常のイエローゴールドでフレームをお作りすると、地金の色が宝石に透けてしまいます。ライトグリーンベリルの美しさを最大限に引き出せるよう配合した、専用の〈特殊〉イエローゴールドでご用意いたします。
以上7石の12周年限定の宝石をもっとご覧いただきたい方は、スタッフが動画でご紹介しております。静止画よりもよりリアルな輝きをご覧いただけますので、ぜひ動画もご覧くださいませ。
※アメシストは動画でのご紹介はございません。
今回ご用意いたしました7石の宝石は《リング》または《ネックレス》の計2種からお選びいただける、セミオーダーメイドで販売予定です。フレームも7石のためだけに、デザイナーの贅沢書き下ろし。宝石の美しさが際立つようシンプルに仕上げております。
フレームデザインや宝石の詳細は7/16(金)に商品ページで公開予定、【7/21(水)18:00先着販売】を予定しております。
※先日のインスタライブにて7/13(火)情報解禁とお伝えいたしましたが、申し訳ございません。
製作上の関係で、情報解禁は【7/16(金)】とさせていただきます。お待たせしてしまい強縮ですが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
素材の良さを感じられるごろっとした天然石でのアイテムは、近年のジュエリートレンドの1つ。
旬なコーディネートにぴったり&それでいてタイムレスにお使いいただける限定アイテムとなっております。
コロナ疲れも癒すクッションカットのプレミアムな輝き。来週を楽しみにお待ちくださいませ。
イベント情報
◆7/13(火)~8/13(金)◆
《オレフィーチェ12周年Summer fes!》開催
限定アイテム&新作ジュエリー 多数発売予定!
【限定7石クッションカットセミオーダージュエリー】
詳細ページ公開7/16(金)
⇒発売日7/21(水)18:00※先着発売予定
●アイテム:リング&ネックレス
●宝石:ロイヤルパープルガーネット、タンザナイト、モルガナイト、アメシスト、クリソベリル、アクアマリン、ベリル※各1石ずつ限定【計7石】
※詳細はページ公開までお待ちくださいませ。
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