Oreficeでは
今年のクリスマスは
新型商品を3シリーズ、10デザインと
限定商品を出します
新型は以前にもチラっとお見せしました
今日は限定販売する
「ブルー・ムーンストーン」についてです
この石の正式名は
「ラブラドライト」
でも通称の「ブルームーン」でとおってます
ご覧いただけば
「ブルー・ムーン」って
呼ばれる理由も納得していただけますね
もともとは、
「ムーンストーン」っていう
別の宝石があったのですが
そのあと、この宝石が有名になり
区別するために「ブルー」がついたんですが
同じ「ムーンストーン」名でも
まったく別の宝石です
なかには「ロイヤル」をつけて
「ロイヤル・ブルームーンストーン」
そういう呼び方もありますが
「ロイヤル」をつければ品質が高いか?
というと
そういうわけではないと思います
パワーストーン系のショップさんでも
販売していますが
品質的には別物です
このパワー系は詳しくないので
なんとも言えないのですが
水晶などもこういうショップさんでは
とっても安いのですが
内包物の多さ
透明度のなさ
などから宝石品質とはまったく別です
ブルームーンも品質が落ちると
内包物が増えますが、
特に黒い斑点みたいな
「ゴマ」が入ってくるのが特徴です
また、透明度が高ければいいかっていうと
この石の場合
透明なのにこしたことはないのですが
透明なのに限って
「ブルー」が出にくい
いくら透明でも
ただの白透明の石じゃ意味ないので
この宝石独特の青「ふ」が
フワ〜と出る、が優先
で、地がなるべく透明な石がきれい
品質をいろいろ言わなければ
「限定」にしなくてもいいんです
普通に定番で販売できます
ところがこの宝石は
個体差が激しいんです
この写真の手前の背の低いほう
ほんわか「レインボー」なの
わかります?
こういう石は
「レインボー・ムーン」って呼ばれて
値段もまったく違うんです
今回、「ブルームーン」やりたいって
スタッフが言い出して
どうせなら「レインボー」で、
ということになったのですが
なんでか、日本で探してみると
「ブルー」はあるのですが
「レインボー」がない
昔は「かんたん」とは言わないにしろ
日本でも仕入れることができたのですが・・
で、しかたがないので
またバンコクで仕入れました
以前もお伝えした
「バンコク・フェアー」の会場内で
探しました
この宝石はインド人が扱っているので
インド系が多いバンコクでは
あまり心配はしていなかったのですが
なぜか「レインボー」がない
「ブルー」ばっかり
20件くらいまわったへんで
あせりはじめて
「まさか・・」と冷や汗がたれたころ
よ〜うやく見つけたのが
ジャイプールの石屋さんからです
もともとばらつきが多い石ですが
今回もバラついてます
石の高さや
「ふ」の出かた、
「ふ」の色や大きさ
などで個体差があります
どれもきれいで、
もちろん宝石品質ですが
できれば実物を見て
お好みを選んで欲しい宝石です
わたくし、もうひとつ心配なのは
値段です
「大きいサイズで〜」
というスタッフのリクエストで
6mm*8mmというサイズなんです
石も大きいので高くなるし
枠のコストも高くなる
だからわたくしは
「限定だし、14金で作るのは?」
「高くなるからサイズ落とそうよ」
でも却下されました
枠の製作も遅れていて
コストはまだはっきりとはわからないのですが
ほんとに売れるのか
ちょっと心配です
今回、
ちょっとクラシックな雰囲気を出したくて
地金の配合をちょっとだけ変えて
イエローを薄めにしてみました
通常は75%が金で
残りの25%を
銀と銅で半々なのですが
銀を多めにして
明るめの18金でサンプル作成です
もうちょっとしたら
お見せできます
いかがですか?
しつこいですが
できれば実物をご覧になってください
スタッフが自分のお気に入りを
だまって確保しないように
監視してます
ほんのりとした
レインボー・ムーン
ぜひご覧になってみてください