レール留リング

スタッフさんから
「ブログにカオ写真、出したほうがいいのでは?」
「親近感がわくかも」

 

たしかに、カオが見えるほうが、
信頼感を得られるそうですが

 

おっさんのヒゲヅラ見てうれしい人は
あんまりいないので
却下させていただきました

 

 

代わりにこういう写真はいかがでしょうか?
新型のリングです

 

イリス

 

ダイヤサイズで3種類
もっともボリュームがあるのが

 


エルダ

 

新型のエタニティーリングです
ぐるっとダイヤが一周してます

 

イリス

 

エタニティって人気があるジュエリーなんです

 

でもなぜか、
ネットだと人気がありますが
既存の宝飾店ルートでは売れないアイテムです

 

 

サイズの問題だと思います

 

 

エタニティーってぐるっとダイヤが一周してるだけに
サイズが直せない
だから全部のサイズの原型を作って
在庫もそろえる必要があります

 

ふつうの小売店さんでは
一つのデザインでサイズをそろえて
10本以上もストックできませんし

 

メーカー側としても
全部のサイズの原型をそろえれば
それだけでもン十万円のコストがかかります

 

これが原因だと思います

 

でもOreficeでは人気なので
そのバリエーションを作りました

 

 

レール留っていう手法で
ダイヤを留めています

 

ツメがないので、ゴーカですがふだん使いOK
引っかかりません

 

つけっぱなしのできる
ベーシックなデザインを考えていて
この昔からある技法にたどりつきました

 

 

ただ、昔は太かった
っていうか
太くしか作れなかったんです

 

ほそくかわいくできなかったのですが
マイクロ・セッティングという技法と
CADという技術革新で

 

昔のデザインをいま風にリファインしました

 

 

ダイヤだって
小さくてもカットまで
今はキレイにそろえることができます

 

昔はリングのウラの地金を
こそげ落としていましたが

 

ほそくするためには強度が必要ですし
指あたりのことも考えて
ムクで作ってます

 

シェイプも
ほそいけれども、
強度のために高さをつけて
まるくしてます

 

試作サンプルを見て、
スタッフも大絶賛してくれました

 

 

でも実際に作るのは
すんごく大変だったんです

 

つけっぱなしを想定してますので
強度を確保したい
でも太くしたらかわいくないので
立ちをつけました

 

ダイヤもカットまでそろえるのは当然

 

ウラ抜きしてないので
ダイヤ間のすき間をごまかせないから
きっちり並べる必要があるんです

 

シンプルなだけに
こまかい詰めが必要です

 

でも
かっこいいジュエリーできると
それだけでうれしいんですよね

 

 

このリングのように
昔のデザインや定番商品を
いま風に作り直すこと

 

わたしはよくやります

 

 

今の技術を使えば
昔にはできなかったことができる

 

または、昔は値段が高くてできなかったことが
今はできます

 

工房直販だからできるってこともあります

 

 

このリングお気に入りです
ハーフも作ろうかって考えてます

 

ご案内はもう少し先になると思いますが
うれしくて
ついお見せしてしまいました

 

 

ありがとうございました

 

※アイテムの価格は記事公開日時点のものとなっております。

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